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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2007/05/14

読む・読もう・読めば7 「ガイドライン・憲法・生存権」

20世紀最後の年に亡くなった山川暁夫さんが最晩年に書いた文章のひとつに、「ガイドライン・憲法・生存権」がある。日本国憲法は一国主義ではない、グローバル化する世界での民衆運動のガイドラインとして活用可能だ、と述べたものだ。さわりの部分を引用する。

――21世紀に向けての重要な事態の推移を考慮する時、現憲法の前文を流れる思想の潮流の基底にある国際的観点に、変革の立場から新しい照射の光を及ぼしていくべきではないだろうか、という問題を提起したい。……つまり「平和的生存権」の問題である。この部分は、当然にも「憲法3原則」と要約される観点と立場に密接に関連していることで、相互に前提となる関係にあるが、あえていえば、この「平和的生存権」の尊重の義務を、現憲法のもう一つの重要な原則にいわば格上げして位置づけるべきではないかと考える。それは憲法前文においてさえ、この部分だけに「世界の国民が云々」と世界と日本国民の関係性についての明確な、かつ重要な原則が規定されているからである。……日本国民だけが、恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有するのではない。それらの権利を有するのは「全世界の国民」なのである。――

偉大なジャーナリストのいわば遺言をあらためて今日、読み返したのは、むろん国民投票法成立の報を聞いたからだ。無念ではあるし、歯車がひとつ動いたようにも思うけれども、脱力感を覚えることはない。質問にも答えられないような情けない国会審議の末に無理を重ねて成立させた法は、国内的にも国際的にもさまざまなきしみを生んだ。安倍首相らの唱える「美しい国」が、いかに一国主義への退行かということだ。参院選で一人でも多くの改憲派を落選させるよう努力しよう。      (大内要三  2007514日)

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