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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2007/06/07

日米同盟の近未来④  松尾高志

6 (07.5.26 平権懇報告)

●共通戦略目標

Ⅱの「共通戦略目標」のところですけれども、国・地域がずっと並んでおります。朝鮮半島、中国、APEC、ASEAN、オーストラリア、アフガニスタン、それからイラク、イラン、NATO。この範囲についてお互いに日米の間で戦略を一致させていきましょう、というこことの合意です。

ここには北朝鮮とか中国とか、イランのように、まあ多少警戒的に見ていきましょうね、という所についてどう共同行動をしていくかというのと同時に、抱き込んでいくと言いますか、巻き込んでいくものとしてAPEC、ASEAN、インドがある。それから、もっと軍事的な関係を強化するものとして、オーストラリアとNATOが挙げられているわけです。共に戦っている場所としてはイラクとアフガニスタンが記述されている。

安倍内閣が進めている、日本外交の新機軸というふうに言っているのは、「自由と繁栄の弧」構想ですね、麻生外務大臣が提唱しております。朝鮮半島からヨーロッパに続くユーラシア大陸を弧状に取り囲んでいる、それらの地域に自由と繁栄をもたらす、そういう働きかけを日本外交としていくんだという外交構想です。これを実行するために、西の端であるNATOと軍事的な協力関係を強めていく。東の端にあるオーストラリアとも軍事的な同盟を強くしていく。日米でこの間のところを共同対処しましょう、というふうにしたわけです。安倍首相今年の4月までアメリカに行きませんでしたが、実はNATOへ行ったり、オーストラリアと日豪安保共同宣言を出したりしたのは、日米の共通戦略目標に沿ったものであるわけです。

「自由と繁栄の弧」という地域ですが、これは実はアメリカが「不安定の弧」と呼んでいる地域とだぶります。同じ地域を、アメリカはここで何かが起きる、要警戒地域としている。日本はこの地域を、日本の外交努力で、援助を含めた努力によって安定、繁栄させて民主化する。そういう意味で「不安定の弧」と「自由と繁栄の弧」は、裏表の関係にある。分業でもってやりましょうということになろうかと思います。

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