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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2007/07/30

読む・読もう・読めば12 綱領を読む

政党の基本文書中の基本文書を「綱領」という。結党の精神、理念、基本方針が格調高く書かれる。そして綱領を全面的に認めた者でないと党員にはなれない。はずである。かつて総裁選挙の票集めのために飼い猫まで党員に登録したと報道された自民党でも、綱領の重要性に変わりはない。自民党の現行の綱領的文書は20051122日に採択された「新理念」「新綱領」「立党50年宣言」の3文書であって、「新綱領」の冒頭には「私たちは近い将来、自立した国民意識のもとで新しい憲法が制定されるよう、国民合意の形成に努めます。そのため、党内外の実質的論議が進展するよう努めます。」とある。分かりやすい。私たちの参院選9条アンケートの回答を意識的に忌避した自民党公認候補は、まっとうな自民党員ではないことになる。

共産党の現行綱領は2004117日に採択された「日本共産党綱領」で、憲法に関しては「現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす。」とある。社民党の綱領的文書は2006212日に採択された「社会民主党宣言」で、憲法に関しては次のように書かれている。「私たちは目指します。憲法の理念が実現された社会を。それは、戦争の放棄を明確に決意した憲法が、その前文で……位置づけた平和的生存権を尊重し、誰もが平和な環境の中で暮らすことのできる社会です。」私たちの会の名称は、この社民党宣言とは関係がない。私たちの会は現行社民党宣言ができる20年も前に発足しているのだから。そして公明党は1994125日に決定し、1998年に一部修正された「公明党綱領」を持つが、ここには憲法の文字はどこにもない。

民主党はどうか。今回の選挙の結果から政治的変動が起こることが予想されるとなれば、民主党の基本文書中の基本文書を読んでおくのは有用だろう。というわけで捜してみても、「民主党綱領」という文書はない。では、というので「民主党規約」を見ると、第2条に「本党は、党の基本理念とそれにもとづく基本政策の実現を図ることを目的とする。」とある。綱領的文書は「基本理念」というらしい。で、民主党HPから「基本理念」を検索してみるのだが、なかなか見つからない。あまり読ませたくないものであるらしい。ようやく捜し出したのが1998427日付の「私たちの基本理念」という短い文章で、憲法については「『国民主権・基本的人権の尊重・平和主義』という憲法の基本精神をさらに具現化します。」とされている。現行憲法をどうするかは意識的に書いていないのだ。存在感の希薄な「基本理念」にもとづく政党というのも、いかがなものでしょうね

(大内要三 2007729日)

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