自衛隊イラク派兵違憲訴訟 定点報告5
私たちが、「2007参院選憲法9条アンケート運動」に追われているうちに各地の訴訟で進展がありました。まずは大訴訟団の名古屋の報告です。
証人2人を採用 いよいよ事実審理へ
「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会・名古屋」第5回控訴審
6月19日に行われた第5回控訴審(一次~五次原告訴訟)で小林武さん(愛知大学法科大学院教授)と山田朗さん(明治大学教授)が証人として採用されました。小林武さんは10月25日の第6回控訴審。山田さんは来年1月31日の第7回控訴審で、それぞれ尋問が行われます。
その内容ですが、小林さんは平和的生存権、原告の権利侵害、派兵の違憲性について証言します。山田さんはご自身が研究されている日本近代政治史・軍事史の研究から、自衛隊の軍事的発展を説き自衛隊派兵の軍事的意義を述べ、イラク派兵を批判する計画です。
第5回控訴審では、最初にジャーナリストの西谷文和さんが撮影した最新映像「イラク 戦場からの告発」が上映されました。イラクのあまりの悲惨さに法廷内はすすり泣きが絶えませんでした。
準備書面としては「集団的自衛権」「板垣雄三論」「情報保全隊(留保)」「被侵害利益各論」「間接民主制」「事実関係」の6本を陳述しました。
特に「集団的自衛権」の書面は、安倍首相が私的諮問機関として「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を設置し、集団的自衛権の見直しを指示したことを批判するものとなっており、ぜひ、ご一読いただきたい弁護団の労作です。
(2007年7月29日 杉山 隆保)
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