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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2008年5月

2008/05/28

読む・読もう・読めば 32

都江堰のこと

中国四川大地震の報道に接するたびに胸が痛む。救援寄金を送るくらいしかできることがないのも悔しいことだ。余震におののく中で衣食住に欠き、感染症が広がり、さらに土砂ダム決壊の危険があるという。地震そのものの発生は天災で防ぎようがないが、危険地域が人口稠密地帯であること、耐震構造のない建築物が多いこと、そして土砂ダム決壊の危険が迫っていることは、みな人災ではないのか。

震源の近くに都江堰(とこうえん)市がある。都江堰とは紀元前250年ごろに建造され、今なお現役の治水・利水施設であり、ユネスコ世界遺産に登録されたのを記念して、灌県の地名も都江堰に改名された。むろん観光客狙いではある。かつて旧満州国建国大学に学んだジャーナリスト田中譲二氏は、1960年代と2000年の2度現地を訪れ、著書『覚え書 中国古代の水利施設都江堰と創建者李冰父子』(光陽出版社、2001年)に、都江堰建造の事情を要領よくまとめている。山を削って岷江の分流を成都に流し成都平原を潤すとともに、水を堰き止めるダムではなく、分水堤と低作堰により水量調節を行い土砂の堆積を防ぐという、古代の智慧と大工事に感嘆させられる。詳しくは同書を参照していただきたい。

しかし現代の中国政府は脱ダムではなく増ダムに邁進した。岷江の上流に06年に完成させた紫坪埔(しへいほ)ダムは日本最大の徳山ダムの倍の水量をたたえる。4万人の少数民族が立ち退いたという。円借款で建造され、電源開発が参画した。このダムに512日の地震で亀裂ができ、14日から緊急放流したことが、土砂ダム決壊危機の遠因だろう。紫坪埔ダムが決壊すれば都江堰市は水没するが。中国水利部は25日、地震による危険ダムは四川省内だけでも1803あると言っている。ダムで治水ができるなどと思うな、というのが都江堰の教訓であったはずなのだが。     (大内要三 2008528日)

2008/05/14

読む・読もう・読めば 31

イノセント

58日午後9時半ごろ、制服姿の現職自衛官が国会構内に侵入し、正面玄関前の踊場に正座して割腹自殺未遂という事件を起こした。朝霞市の自衛隊体育学校所属、陸士長、20歳。家族あての遺書を持っていたから、覚悟の自殺のつもりだったろうが、刃渡り20センチの短刀では死に切れず逮捕、入院。13日になって建造物侵入と銃刀法違反の疑いで再逮捕された。

再逮捕の発表と同時に、この自衛官が地下鉄国会議事堂前駅のコインロッカーに「福田首相に告ぐ」と題する抗議文を収録したUSBメモリーを入れていたことも発表された。「政治や外交、若者に対する不満をつづっているという」と産経新聞は報じているが、それ以上に詳細な内容は不明。諫死のつもりだった自衛官の上申書が公開されないのは、どのような配慮からだろうか。

9日の記者会見で石破防衛相はこの事件に関して、「国会議事堂であるということ、そしてそこにおいて自傷行為を行ったということ、そしてそれが極めて若い隊員であったということについて、非常に強い関心と問題意識は持っている」と述べた。さらに「鹿児島、茨城と陸自が最近続いていますが」との問いに、「若いから人生経験が足りないということもあるのかもしれませんが、若いだけに純粋というようなところもあるだろうと思っておりますし、イノセントという言葉をどう訳したら良いのか分かりませんが、そういうこともあるだろう」と答えた。

国会構内に軍人が入るといえば、当然2.26事件が想起される。「鹿児島」とはタクシー運転手を19歳の陸自隊員が刺殺した事件であり、「茨城」とは18歳の陸自隊員らが駐在所にロケット花火を打ち込み、制止の警官に暴行した事件のことだ。そしてイノセントとはもちろん、無邪気という意味もあるが、本来は「罪のない」という意味である。9日の記者会見の時点で石破氏がすでに諫死未遂自衛官の抗議文の内容を把握していたとしたら、イノセントとはたいへん意味深なことになる。  (大内要三 2008514日)

2008/05/08

宇宙基本法案のこと

【要】通信〈26〉より

http://the-za.somard.co.jp/j_photo/jp_space/photopre_008.shtml

2008/05/02

第22回憲法フェスティバルのお知らせ

「誰のもの? いのちと心」をテーマに5月24日(土)午後1時から九段会館で開かれます。

今年の出演者は、ジャーナリストの鳥越俊太郎さん、映画監督の井筒和幸さん、バイオリニストの澤田若菜さん、澤田昭子さん、ミュージシャンの寿〔kotobuki〕のナビィさん・ナーグシクヨシミツさんです。

チケットは前売り2,000円、大学生1,500円、障害者・付添人各1,000円、高校生以下無料

チラシを必要な方はご請求ください。ぜひ、チケットをお買い上げください

●お問い合せは、杉山隆保(携帯電話090・5341・1169)まで

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