基地被害と環境を考える①
平権懇学習会 08.5.31 林 公則
司会 林先生は、大島堅一先生、寺西俊一先生のもとで学ばれた新進気鋭の研究者です。基地被害の環境調査研究をされてこられました。横田基地の軍民共用反対のシンポジウムでも松尾高志さんと共に、当時一橋の院生だった林先生に報告をお願いしましたが、石原知事の主張を木っ端微塵にしてしまったので、都では一橋の学長を出してきて新たなシンポを持ったということです。今日は1時間ほどお話しをうかがいます。
林 大妻女子大学と都留文科大学で、非常勤講師として環境経済学、環境政策論を教えています。大島先生に学んだのは高崎経済大学で、寺西先生に学んだのは一橋の大学院でです。
今日の学習会は基本的に平和を考えるところだと思います。私は環境とか公害の視点から物事を見てきました。環境問題の視点から軍事活動を見ることの重要性をちゃんと位置づけるということが私の課題です。具体的な横田の公害訴訟の事例にしても、環境運動の視点からどういったことが言えるかをまとめてみようと思っていて、最終的には平和運動とどういうふうに関わり合うかも考えられるかと思っています。
なぜ軍事活動が引き起こす環境問題に私が興味を持ったのかというところから入ります。フィリピンの基地汚染被害の話です。もともとは『アジア環境白書』という本の中で大島先生が「軍事と環境」という章を書くことを任せられたことからです。フィリピンの米軍基地の跡地で大変な被害が起こっている、その調査に行くということで、私が大学院1年のとき声をかけていただきました。寺西先生や、水俣病で有名な原田正純先生も一緒に行って、そのときの調査が、自分がこの問題に取り組むきっかけになっています。
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