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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2008/11/02

自衛隊イラク派兵違憲訴訟 定点報告15

13回 自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団連絡会議報告

13回の自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団連絡会議が1025日に宮城県仙台市の弁護士会館で開かれました。集まったのは現在も訴訟が続いている北海道、仙台、名古屋、岡山と既に終結している大阪の弁護団でした。原告団としては仙台、宮城、名古屋の原告と元東京原告の私でした。

会議の冒頭に佐藤博文事務局長が「違憲判決を手にし、航空自衛他の撤兵も間近に迫ってきた。ここまで闘いが前進したのは名古屋の原告、弁護団の奮闘と全国の闘いの成果でありそのことを確認したい。そのうえで撤兵後の訴訟の進め方について率直な意見交換をお願いしたい」と訴えました。

また、10月に富山市で行われた51日本弁護士連合会人権擁護大会で「平和的生存権および日本国憲法9条の今日的意義を確認する宣言」が原案通りに採択された意義について話されました。採択に至る討議では「イラク訴訟弁護団」が次々と挙手し、発言していたことを報告しました。

また、今回も参加してくださった内藤功弁護士は「全国の仲間の闘いで大きな成果を上げていることをみんなが確信することが最終盤では非常に大切である」と挨拶されました。

会議はまず訴訟が続いている訴訟団の報告から始まりました。

北海道訴訟  930日に第3回の控訴審。控訴人の塩川哲男さん(神経内科医、反核医師の会事務局長)、植田英隆さん(りんゆう観光株式会社社長)の二人が陳述。前回、最上敏樹教授(国際基督教大学・日本平和学会元会長)を証人申請しており、今回、国際法違反性をまとめた書面を提出したところ、裁判所は合議の末、「最上敏樹教授の陳述書を出してもらえないか」と打診してきました。控訴人側は証人採用を求める方針。

仙台=住民訴訟 

2月19日、今野拓司(石巻職員)、大森栄治郎(旧矢本町長)神山庄一郎(旧河北町議会議長)、若山俊治(旧桃生町助役、壮行会に代理出席)、安部仁州(旧河南町議会副議長)の5人の証人尋問を行う。

7月15日に当時松島基地指令であった安宅耕一の証人尋問を行う。

9月30日付で原告準備書面を提出。

第1 「イラク特別事態」の不存在~立法事実の不存在を主張。

第2 米英占領軍に加担することは憲法9条に違反すると主張。

第3 本事案における裁判所の任務についての主張。

10月2日付で原告準備書面を提出。

第一 はじめに:自衛隊のイラク派遣は違憲・違法な行為であり、違憲・違法な行為を遂行するために開催された壮行会も違憲違法な行為である。従って、壮行会出席のための公金支出も違憲・違法であると主張。

第二 自衛隊のイラク派遣の違憲性・違法性について主張。

第三 社会的儀礼論に対する反論。

10月7日 結審(第18回口頭弁論)。被告=東松島市長から準備書面(8)を陳述。内容は、①社会的、儀礼論、②統治行為論。原告側=住民から930日付及び10月2日付準備書面陳述。判決言渡を1216日(火)午後1時30分と指定。

仙台=自衛隊国民監視活動監視差止訴訟

2007年6月、日本共産党が公表した自衛隊の内部文書(同党のホームページ参照)によって、自衛隊の情報保全隊がイラク派兵に反対する市民や団体の活動を組織的・系統的に監視し、その情報を収集・分析・管理保管していることが暴露され、大きな社会問題となりました。

この内部文書に「イラク派兵違憲訴訟・仙台」の第一次訴訟の原告が含まれていました。このことから仙台高裁に係属中の第一次訴訟の「追加主張を行いました。しかし、裁判所は「訴えの追加的変更は許さない」と退けました。そこで、自衛隊国民監視活動監視活動の違法性を問う訴訟を独自に提起しました。提訴後の詳しい内容は「定点報告17」で行います。

名古屋訴訟 

「違憲判決」の報告会は39都道府県に上っている。ここまできたら全国での開催が目標になってきた。航空自衛隊の撤兵を求める署名は43,426筆を提出した。まだ、約3,800筆あるのでこれも提出する。来年の221日に訴訟の会を解散する方針で記録の整理を討議・検討中です。12月に全国集会を名古屋で行いたい。中谷弁護士から名古屋判決をめぐる研究者の議論状況について問題提起が行なわれました。「名古屋判決は、国際法的、憲法論的、法思想史的に画期的な内容である事を確認(「法と民主主義」特集号など)。研究者には、判決の『文字面』ではなく、弁護団・原告団の活動などダイナミックな『憲法裁判』として深く認識してもらう。弁護団は研究者や学会に積極的にコミットする必要性を確認してほしい」と、「名古屋判決の理論化」の遅れを指摘されました。また、「『季刊21』の創刊号で森英樹教授が文書を載せているので論文化されるようにお願いした」と報告されました。

岡山訴訟  

三次訴訟 最終準備書面の準備が進められています。結審となる1118日は下記のように進める。最終準備書面の朗読(概略を3~4人で)、原告最終意見陳述、川口創弁護士(名古屋訴訟弁護団)意見陳述、河原弁護団長が意見陳述。三次に続いて、一次・二次も結審。そして、最終準備書面の締め切りを1226日とし、来年1月29日に結審弁論を行うこととなった。

熊本訴訟  

714日、控訴審(福岡高裁)第1回弁論でいきなり結審され、10月6日に判決言渡期日を指定される。原告の言い分を一切聞かない訴訟指揮を不当として、弁論再開を求める。10月3日、判決期日が来年1月9日に変更されることになった。

●討議は戦術的な点が含まれていますので割愛し、決定したことのみを以下に記します。

一、1219日ころにはイラクに派兵されている航空自衛隊の主力は撤兵する予定です。撤兵が予定通りに実施された場合の諸会議

自衛隊イラクへ派兵差止訴訟全国弁護団連絡会議
12
23日(火)午前11時から。ここで撤兵後の訴訟進行についての方針を決める。会場は名古屋とする。
自衛隊イラク派兵差止訴訟 全国集会

日時: 20081223(火曜・祭日) 1330分から1630
会場: 愛知県勤労会館2階小ホール 名古屋市昭和区鶴舞1232(地下鉄およびJR鶴舞駅から徒歩5分)
内容: 1)報告とDVD上映『監獄都市バグダッド潜入ルポ』報告者 西谷文和さん(イラクの子どもを救う会代表)
2)「イラク空自の年内撤収」状況に応じた適切なアクション。撤収完了へ追いやった裁判勝利宣言か声明発表など

3)リレートーク!『これまでの闘いを振り返って~~訴訟の意味・意義、想いやエピソードなどを自由に語る!』(全国各地の原告/元原告、並びに弁護団/元弁護団、法廷での証人など、できるだけ多くの方々から発言を!)
4)報道ニュース映像、裁判運動を紹介する紙芝居(名古屋の場合)など、私たちの闘い(裁判運動)を振り返る!
会費: 500
*集会終了後に懇親会開催(17時から19時、会費制で)

一 最高裁判事・竹内行夫氏に対する「竹内×(バッテン)運動」を展開する
最高裁判事に就任した竹内行夫氏は外務事務次官の時に自衛隊のイラク派兵を推進した人物です。衆議院議員選挙(来年1?)と同時に行なわれる最高裁判事の信任投票で「竹内×(バッテン)運動」を展開します。準備は川口創弁護士が中心になって進めます。

一、戦争はイラクの人々に何をもたらしたのか~自衛隊撤退を機に考える~
12
月7日(日)(調整中) ●午後1時から午後5時まで(予定)●場 明治大学・リバティタワー内の教室(依頼中)●主催 日本国際ボランティアセンター(JVC)明治大学現代史研究会(共催・交渉中)●協力 自衛隊イラクへ派兵差止訴訟全国弁護団連絡会 日本イラク医療支援ネットワーク

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杉山隆保 コラム「自衛隊イラク派兵違憲訴訟 定点報告」」カテゴリの記事

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