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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2010/02/14

読む・読もう・読めば 71

ジャパン・サムシング

「平和を維持する上で、戦争という手段にも果たす役割がある」というオバマ大統領のノーベル平和賞受賞演説(091210日、オスロ)は、さすがに評判が悪かったのか、在日米大使館のウェブサイトにも載っていない。127日のオバマ一般教書演説も、「米国は最悪のときを脱した」と言いながら信じる人は少なく、共和党席からの拍手はなかったので、同サイトに載っていない。マサチューセッツ上院補選で敗れて、オバマのチェンジは失速した。

しかしありがたいことに、オバマ一般教書演説の全文はウォールストリート・ジャーナルのサイトで読むことができる。読んでみると、やはりいちばんの課題は米国内の不景気をどうするかということであって、外交にはわずかな行数しか充てていない。単語を拾ってみると、アジアが2回、中国が2回、インドが1回、韓国が1回、ロシアが1回出てくるが、日本はない。ジャパン・ナッシング。

これではまずいのでルース在日米大使が129日、早稲田大学での日米同盟50年講演でフォローした。ジャパン・サムシング。こちらはさすがに在日米大使館のサイトに全文が仮訳で出ている。ルース大使は日米同盟の深化について長時間語った。――在日米軍は前線部隊であって、中国軍の近代化、北朝鮮のミサイル・核開発に対抗している。普天間のキャンプ・シュワブ(辺野古)移転は06年の約束であり、最善の選択肢だ……。以下、06年に確定したロードマップを実現することが鍵だと言うだけで、新鮮味はない。唯一興味深かったのは「思いやり予算」についての発言だ。

「接受国支援」を「思いやり予算」と呼ぶのは適切でない、年間43億ドルに及ぶ接受国支援は、すべて賃貸料、給与、あるいはサービスといった形で日本経済に還元されているのだから、とルース大使は語る。でもねえ、米軍の財布からでなく日本国民の税金から出ていること、地位協定24条によれば日本側が負担する必要のないものであることが問題なんですよね。  2010214日)

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