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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2010/08/10

自衛隊イラク派兵違憲訴訟 定点報告22

2010.8.9 杉山 隆保

久しぶりの「定点報告」です。「自衛隊イラク派兵差止訴訟」関連で残されている課題は①自衛隊の「イラク参戦」を国会で検証させること②「自衛隊市民監視裁判」の勝訴③「女性自衛官人権裁判」の勝訴④イラクの民衆との連帯・支援です。

7月29日午後1時15分に札幌地方裁判所民事3部(橋詰裁判長)で示された「女性自衛官人権裁判」の判決は全面勝訴でした。

この事件の契機は「自衛隊員(家族)ホットライン」です。自衛官とその家族の悩みや人権侵害を直接に弁護団として聞かせて貰おうと立ち上げたネツトワークです。

この事件で被害者から最初に話を聞いた佐藤博文弁護士(「自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団連絡会議」事務局長)は「同じ歳の娘を持つ身としては、積極的に『訴訟を』とは言えなかった。『提訴しなくてもあなたが負けたわけではないよ』『自衛隊を辞めてから提訴しても逃げたことにはならないよ』と何度も言ってしまった。この原告の意志の強さには脱帽する」と述懐しています。

判決についての報告です。
2007年5月8日に、原告(当時21歳)が現職のまま提訴し(昨年3月、不当にも再任

用拒否)、3年3カ月闘ってきました。

裁判所の認容額は、580万円で、その内訳は、性暴力200万円、その後の保護・援助の

不作為300万円、弁護士費用80万円です。

性暴力に遭った被害者の言動(最初にきちんと言えなかったとか、説明に変遷があった

ことなど)に対しても、性暴力被害者が置かれた精神的等の実情に踏まえた判断をしています。

事件後、原告に対して適切な保護、援助の措置を取らなかったことについても、部隊には「組織として、性的加害行為に対する泣き寝入りが生じないように苦情相談体制を整える義務」「(被害申告がなされたら)どのような加害行為がなされ、これにより被害者がどの程度の被害を受けたのかという事実関係の調査」を行い、被害の深刻さに応じ、①被害配慮義務、②環境調整義務、③不利益防止義務、を負うとして、婦人科の受信が妨げられたこと、加害者の隔離が不十分であったこと、退職が強要されたことなどを、具体的に認定しました。

慰謝料金額としても、性暴力それ自体よりも、その後の部隊の対応について多額の慰謝料を認めたことは、性被害の実態の捉え方(その後の苦しみが大きいこと)、被害者の所属する組織の責任の重大さを示した点で大変意義があり、賠償水準の引き上げにも寄与する判決になっています。

控訴期限は12日です。控訴断念の働き掛を強めましょう。既にこのブログでもお願いしていますがよろしくお願いします。要請先等をあえて再掲します。

一人の女性の「勇気」が、憲法の人権保障の未来を拓きます。

どうか、みなさま、この問題に注目し、かつ国に働きかけてください。

(要請文例)
「国は、7月29日札幌地裁で言い渡された女性自衛官人権裁判(平成19年ワ第1 205号事件)の判決に 従って下さい。

裁判の長期化はさらに原告を苦しめることにほかなりません。そして、二度とこのような事件を起こさないよう、自衛隊のセクハラ防止対策を本判決に基づいて検証し、実効 性のある再発防止対策を講じることを強く求めます。」

送り先:

菅直人内閣総理大臣

(首相官邸) FAX:03-3581-3883

https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

北澤俊美防衛大臣
(防衛省) FAX:03-5362-4816(広報課)

メールフォーム
https://sec.mod.go.jp/mod/goikenshinsei/goikenbako/index.html

千葉景子法務大臣
(法務省)
ご意見などのFAX:03-3592-7393

ご意見・ご提案受付フォーム

https://www.moj.go.jp/mojmail/kouhouinput.php

*この他の電話、議員会館の連絡先などは、支援する会ブログにあります。
http://jinken07.dtiblog.com/

(要請文例)
「国は、7月29日札幌地裁で言い渡された女性自衛官人権裁判(平成19年ワ第1 205号事件)の判決に 従って下さい。

裁判の長期化はさらに原告を苦しめることにほかなりません。そして、二度とこのような事件を起こさないよう、自衛隊のセクハラ防止対策を本判決に基づいて検証し、実効 性のある再発防止対策を講じることを強く求めます。」

送り先:

菅直人内閣総理大臣

(首相官邸) FAX:03-3581-3883

https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

北澤俊美防衛大臣
(防衛省) FAX:03-5362-4816(広報課)

メールフォーム
https://sec.mod.go.jp/mod/goikenshinsei/goikenbako/index.html

千葉景子法務大臣
(法務省)
ご意見などのFAX:03-3592-7393

ご意見・ご提案受付フォーム

https://www.moj.go.jp/mojmail/kouhouinput.php

*この他の電話、議員会館の連絡先などは、支援する会ブログにあります。
http://jinken07.dtiblog.com/

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