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「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

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2010/10/18

読む・読もう・読めば 87

電子書籍の時代か

『週刊ダイヤモンド』10月16日号が「電子書籍入門」を特集している。経済雑誌がこのような特集をするのは、電子書籍端末の開発に参入するメーカーが増えてきたこと、書籍流通の流れが変わってきていること、そして図書館のあり方が変わってきていることなど、経済現象として重要なことだという判断があるのだろう。

取次(本の問屋さん)や書店からすれば、中抜き、つまりデータとしての「書籍」が生産者(出版社)からインターネット経由で直接消費者(読者)のところに届いてしまうのは脅威だろう。しかし書籍編集者の立場からすれば、すでに活字を組んで本を作っていた時代からPC画面で作る時代への変革のなかで、たくさんの職人さんが仕事を失ったことを見聞きしてきた。また編集の仕事自体に三角定規も烏口もフィルム取扱用の手袋も写植見本帳もいらなくなったことを、身に染みて感じている。だから書籍の製作過程は編集者の机から印刷機へと、とっくに中抜きされている。著者と編集者と読者さえいれば「書籍」は成立するわけではない。

ダイヤモンド誌特集の始めに同誌編集部は書いている。「新しい、デジタルならではの読書の楽しさが提示されれば、“読書率の逆側”にいる約50%の『本を読まない人びと』を、こちら側に引き寄せることができるかもしれない。」また内田樹さんは書いている。「出版する側は、いかにこうした〔図書館で借りたり、自宅にあった本を読む〕『買わないが読む人』を増やすかを考えていけばいい。出版社が『すぐに読むものだけを買う人』のみを想定している今の状態では、読者を創り出すことなどできない。」まあ、そうなんですけどね。

でも、流通事情と万引き被害によって「町の本屋さん」が消えていくのは寂しい。そのような本屋さんが町の文化を支えてきた実例をいくつも知っていると、なおのこと。

2010年10月15日)

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大内要三 コラム「読む・読もう・読めば」」カテゴリの記事

コメント

読書週間である。神保町の古本まつりも始まる。面白そうな本、よさそうな本はないわけではない。出版社も書店も精一杯生き残りの努力しているが、時代は転機を迎えている。

いわゆる書籍はまだ生命を維持しているが、雑誌はもうまともな形では残らないだろう。国際的な学術雑誌はオンライン版がほとんどで印刷体は姿を消しつつある。図書館はたんなる倉庫かよくても博物館に変わり始めている。

日本だけでなく海外でも新刊書店は街から姿を消し、古書店も古書ネットの氾濫で次々閉店している。

どこを見ても暗い話しか見えない。いやな時代だ。

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