2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト

「平権懇」☆関係書籍☆残部僅少☆

  • ●大内要三(窓社・2010年): 『日米安保を読み解く 東アジアの平和のために考えるべきこと』
  • ●小林秀之・西沢優(日本評論社・1999刊): 『超明快訳で読み解く日米新ガイドライン』
  • ●(昭和出版・1989刊): 『釣船轟沈 検証・潜水艦「なだしお」衝突事件』
  • ●西沢優(港の人・2005刊・5000円+税): 『派兵国家への道』
  • ●大内要三(窓社・2006刊・2000円+税): 『一日五厘の学校再建物語 御宿小学校の誇り』
  • ●松尾高志(日本評論社・2008刊・2700円+税): 『同盟変革 日米軍事体制の近未来』
  • ●西沢優・松尾高志・大内要三(日本評論社・2003刊・1900円+税): 『軍の論理と有事法制』

« 5月27日 平権懇学習会の記録3 | トップページ | ライターきのしたの“一言いわせて” 1 »

2012/06/14

読む・読もう・読めば 119

魚が出てきた日

63日夕刻から、千葉県いすみ市大原漁港にイワシの群れが押し寄せ、酸欠のためその死骸が港を埋め尽くした。イワシといってもメザシにするマイワシやウルメイワシとは違う、体長10から15センチくらいのカタクチイワシで、地元では「ゴマ漬け」にする。鰯という文字のとおりとても弱い魚なのですぐに痛み、大量に獲れても利用のしようがない。今回押し寄せたイワシは総量で200トンといわれ、漁協では回収して埋めたが、腐臭はなかなか消えない。港が汚染されたため魚を生かしたまま運ぶための海水が採取できなかったり、対応に人出を取られたりして、漁協は大迷惑だった。

というニュースはネット社会ではいちはやく拡がったが、まともに扱った全国紙は読売くらい、あとは地方版だけの小さな扱いだったようだ。テレビもフジ系のスーパーニュースで放映されたくらいだろう。これだけの量の魚の大量死はかなり珍しい事件なのだが、なぜ報道しないのか。なにか規制がかかったのか、と疑いの目を向けたくもなる。

ここで思い出されるのは1968年のギリシア・イギリス共同製作の映画「魚が出てきた日」。「その男ゾルバ」のカコヤニス監督作品だ。66117日にスペインの地中海側の漁村パロマレス上空で起きた、水爆搭載の米爆撃機が給油機と空中衝突して墜落した事件を下敷きにしている。現実の事件では4個の水爆のうち2個が、核爆発は起こさなかったものの地上にプルトニウムをまき散らした。1個は海中に没し、回収には3000人、33隻、80日を要した。米軍は当初核兵器事故であることを秘密にしていたが、1700人の兵を投入して放射性物質除去に当たらせたためにばれてしまった。このあたりは梅林宏道さんの『隠された核事故』(創史社、1989年)による。映画のほうはギリシアの島を舞台にしたコメディとして作られているが、最後の場面ではタイトル通り魚が大量に浮かび上がって来る。

福島原発事故で海を汚染し続けている放射性物質の量は、広島・長崎で拡散したそれよりも桁違いに多いと推定される。海の中で何が起こっているか分からない状況では、海の異変には敏感であるべきだと思われる。イワシが港に押し寄せた例はこの間、大原港だけでなく、同じ千葉県の太東、川津、松部の各港からも報告された。大量発生したイナダの群れに追われたとも言われるが、ではなぜこの間、イナダが大量発生している(からイナダもブリも市場価格が暴落している)のだろう。むろん無責任な憶測での発言は避けたいし、私は千葉県産の魚を食べ続けるけれども。   2012614日)

« 5月27日 平権懇学習会の記録3 | トップページ | ライターきのしたの“一言いわせて” 1 »

大内要三 コラム「読む・読もう・読めば」」カテゴリの記事

コメント

大原だけでなく房総半島そこかしこでイワシなどが海岸に押し寄せた二ュースを聞くと、放射能の影響も危惧されるが、このところ続いている地震が原因ではあるまいか。地震大国日本に原発はいらないはずだが、政権は再稼働を決め、また消費税増税に走ろうとしている。これは当然国政選挙で可否を問われなければならないが、その方向に進む兆しは見えない。国民もバカにされたもの。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 読む・読もう・読めば 119:

« 5月27日 平権懇学習会の記録3 | トップページ | ライターきのしたの“一言いわせて” 1 »

無料ブログはココログ